体位交換とは寝たきりの患者さんや動けない患者さんなどの体位を変えてあげる事を言います。看護師が体位交換を行う場面は非常に多く、また、その重要性も非常に高いものと言えるでしょう。皆さんは廃用症候群という言葉を聞いた事があるでしょうか?人は皆動作をする事、つまり身体を動かす事でさまざまな臓器の機能が低下しないようにしています。もし身体を動かす事をやめてしまったら、色々な問題が起こってくるでしょう。例えば高齢者の方が長い間寝たままの状態で過ごしていると、手や脚の筋肉が細くなってしまったり、関節がカチカチに硬くなってしまう事があります。これらは臓器が使用されていない事で起こってしまう廃用症候群の症状のひとつです。その他にも脳・血管・心臓・肺・骨などが廃用症候群になりやすいと言われています。
体位交換はこの廃用症候群の発症を予防する働きがあります。また、体位交換を行う事で患者さんの精神面にも良い影響を与える事が出来ます。更に患者さんの日常生活サポートの為だけではなく、患者さんの検査をする時や治療をする時などにも体位交換を行う必要は出て来ます。
自分の力で全く身体を動かせない患者さんには床ずれなどの心配も出て来ます。床ずれは一度なってしまうとなかなか治す事が難しいので、出来る前に予防する事が何よりも重要です。姿勢を変えられない患者さんは2時間毎に看護師が体位交換を行いましょう。しかし体位は交換出来れば何でも良いという訳ではありません。やはり重要なのは患者さんが"楽"だと思う姿勢をキープさせてあげる事なのです。
まずは仰臥位。これは普段私達が仰向けと言っている体位になります。体位交換で仰臥位にする時は、肩部分に薄いクッション、腰部分に円座やクッション、膝は軽く曲げてその下にも小さなクッション、そして踵には小さい円座を置きます。次は側臥位です。こちらは私達が通常横向きと言っている体位になります。頭が低くなったり首が不安定にならないように枕を使う、お尻をほんの少しだけ後ろに引いてかがむようにする、両腕でクッションを抱えさせる、両膝は軽く曲げて重ならないようにして脚と脚の間にクッションを挟みます。その他にも楽な姿勢には伏臥位や半座位などがあります。
体位交換は寝たきりの患者さんが少しでも楽に過ごす為には欠かせない技です。看護師は患者さんに負担を掛ける事無く体位交換をスムーズに行なえるよう心掛けるようにしましょう。
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